ローカライズは翻訳ではありません。50社の実地調査から見えた、日本市場で「見つけてもらえる」ための条件を整理します。
「日本語のページは作った。それでも日本からの問い合わせが増えない」——海外企業からよく聞く相談です。
原因を翻訳の質だと考える会社が多いのですが、私たちが日本進出を掲げる海外50社を実際に日本から日本語で調べた結果、問題はもっと手前にありました。
特に気になったのは、日本語URLを用意しながら中身が英語のまま止まっている5社です。日本語ページが最初から無いより、こちらのほうが印象は悪くなります。途中でやめた約束に見えるからです。
製品が悪いことはほとんどありませんでした。足りなかったのは、日本語で「ここに人がいる」という証拠でした。
ローカライズを「サイトの文章を日本語に訳すこと」だと考えると、必ずこの壁にぶつかります。日本の意思決定者が実際に探しているのは、文章の正確さではなく、次の3点です。
この3点は、翻訳会社に文章を渡すだけでは埋まりません。誰が何を書くか、誰が問い合わせに答えるかという、運用の設計が要ります。
日本語ページを作ったのに反応がないとき、多くの会社は翻訳をやり直そうとします。しかし調査で見えたのは、翻訳の精度よりも先に、「ここに人がいる」と伝える最低限の要素が抜け落ちているケースの多さでした。
大がかりなサイト改修は必要ありません。日本の電話番号、具体的な取扱商品と価格帯、日本語で返信できる窓口——この3点を先に整えるだけで、見え方は大きく変わります。
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