Kohomadha Inc. — Tokyo · September 2026

日本語ページを作っても問い合わせが来ない理由

ローカライズは翻訳ではありません。50社の実地調査から見えた、日本市場で「見つけてもらえる」ための条件を整理します。

「日本語のページは作った。それでも日本からの問い合わせが増えない」——海外企業からよく聞く相談です。

原因を翻訳の質だと考える会社が多いのですが、私たちが日本進出を掲げる海外50社を実際に日本から日本語で調べた結果、問題はもっと手前にありました。

50社を調べて分かったこと

まともな日本語ページがあり、内容も日本語で書かれている 28
日本語のURLはあるが、実際に表示される内容は英語 5
日本語ページ自体が存在しない 17
日本の電話番号(+81)を掲載 1

特に気になったのは、日本語URLを用意しながら中身が英語のまま止まっている5社です。日本語ページが最初から無いより、こちらのほうが印象は悪くなります。途中でやめた約束に見えるからです。

製品が悪いことはほとんどありませんでした。足りなかったのは、日本語で「ここに人がいる」という証拠でした。

翻訳とローカライズは、別の作業

ローカライズを「サイトの文章を日本語に訳すこと」だと考えると、必ずこの壁にぶつかります。日本の意思決定者が実際に探しているのは、文章の正確さではなく、次の3点です。

この3点は、翻訳会社に文章を渡すだけでは埋まりません。誰が何を書くか、誰が問い合わせに答えるかという、運用の設計が要ります。

まとめ

日本語ページを作ったのに反応がないとき、多くの会社は翻訳をやり直そうとします。しかし調査で見えたのは、翻訳の精度よりも先に、「ここに人がいる」と伝える最低限の要素が抜け落ちているケースの多さでした。

大がかりなサイト改修は必要ありません。日本の電話番号、具体的な取扱商品と価格帯、日本語で返信できる窓口——この3点を先に整えるだけで、見え方は大きく変わります。

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