何が起きたか
日本がナミビアのレアアース(希土類)事業に3,400万ドル規模の支援を行うと報じられました。アフリカの重要鉱物をめぐる各国の獲得競争が強まる中での動きです。
なぜ重要か
注目すべきは鉱物そのものではなく、動きの順番です。政府や大手が先に入った国では、そのあとに物流・保守・建設・人材といった周辺需要が続いて立ち上がります。中小企業にとっての機会は、鉱山そのものではなく、その周辺に生まれる実務の側にあります。
もう一つ見落とされがちな点があります。日本の公的支援が入っている国では、現地から見た日本企業への信頼度が変わります。単独で飛び込むより、話が通りやすくなる時期があるということです。
関係する企業
- 産業機械・保守部品のメーカー(稼働が始まれば継続的な保守需要が伴う)
- 物流・倉庫・通関に関わる事業者
- 現地拠点の立ち上げを支援できる建設・設備系
- 資源関連のトレーディングを検討している商社・卸
生まれる機会
- 公的支援が入った国では、現地パートナー探しの初速が上がる
- 需要の立ち上がりに周辺サービスの供給が追いつかない時期がある
- 「アフリカでの実績」は、他の新興国へ展開する際の信用として効く
リスク
- 資源案件は政治情勢と規制変更の影響を強く受ける。単一国への依存は危険
- 大手の動きに追随するだけでは、価格競争に巻き込まれて終わる
- 信頼できる現地パートナーがいない状態での参入は、回収できない先行投資になりやすい
推奨する次の一手
いきなり進出を検討する必要はありません。まず「自社の製品・サービスが、鉱山周辺のどの工程で必要とされるか」を1枚に書き出してください。ここが曖昧なまま現地に行くと、話が前に進みません。TSUNAGUはナイジェリアでの政府案件を通じて、この初期整理から現地接続までを伴走しています。